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育毛トピックニュース
■髪の毛、腕から生えた 毛根の細胞を移植 再生技術へ一歩
髪の毛根から取れる細胞を本人の腕の表皮に移植して毛髪に成長させることに広島大学の
吉里勝利教授らの研究チームが成功、三十日につくば市で開いた日本組織培養学会で
発表した。毛髪再生技術として五年後の実用化を目指す。
研究チームの三十代前半の男性の毛髪を九本抜き、毛を作る大本である直径一ミリ弱の
毛乳頭を分離して本人の腕の表皮下約一ミリに移植した。九ヶ所のうち一ヶ所から腕の
体毛と異なる毛が一本生え、移植後五十日で約一センチに伸びた。
毛乳頭は四百〜五百個の細胞の固まりで表皮下の繊維芽細胞を毛母細胞に変化させる。
毛母細胞が作るケラチンというたんぱく質が毛穴から伸びて毛になる。
今回は毛の種類を区別するために腕に移植したが、頭皮に移植しても同様に発毛を
促すことができるのではないかとみている。
吉里教授らは人間の毛乳頭を試験管の中で培養し増やす実験にも成功している。毛乳頭を
大量に増殖させて頭皮に移植することで新しい毛髪再生技術として活用できる可能性がある。
(日本経済新聞 2001年8月31日)
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