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育毛トピックニュース
■毛髪成長のカギ「毛包」に浸透 資生堂 新評価法生かし育毛剤
(日刊工業新聞)
資生堂は育毛料が毛髪を包む組織の「毛包」に浸透した量を高精度で評価する新手法を確立、
同手法を用い育毛料を効果的に毛包へ送り込む促進剤を見いだすことに世界で初めて成功した。
同手法は約20本分の毛包を頭皮から採取、エタノールで毛包中の育毛料を抽出、独自開発の
液体高速分析装置「ナノスペース」で測定する。これにより水分と油分の両方になじみやすい
特性を持つ両親媒性のアルコールが浸透促進剤として有効であることが分かった。
2001年中にも同促進剤を配合した育毛料を製品化する。
資生堂は、効果的な育毛には毛髪が成長するもとをつくり出す毛包に直接、育毛料を送り込むことが
最適と考えた。だが、育毛料が毛包に浸透した量を正確に把握する手法がなかったため、
まず、新しい評価手法を確立した。
一方、育毛料は毛包への入り口である毛穴を通す必要があるが、毛穴は皮脂がふさいでいるため、
皮脂を透過し、毛包部へ育毛成分を輸送する促進剤が不可欠だった。そこで新評価手法を用い
各種物質をスクリーニングし、両親媒性アルコールを見いだした。実験では同アルコールを
促進剤として5%配合した水溶性育毛料の毛包浸透濃度は、エタノールを配合したものと
比べ約2.5倍になった。同社基剤開発研究所の武岡永里子副主事は、今回の研究成果について
「ドラッグ・デリバリー(薬物送達)・システム(DDS)の研究にも新たな道を開いた」
としている。
(日刊工業新聞 2000年6月16日)
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