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パルテノライド(フィーバーフュー)は薄毛に効くか?

パルテノライドとは

2007年育毛界での最大(?)の話題といえば、6月の週刊現代の記事で注目を浴びたパルテノライド。パルテノライドとは、ハーブの一種ナツシロギク(夏白菊/フィーバーフュー/マトリカリア)の葉に含まれる成分のこと。ナツシロギクは西アジア・バルカン半島原産の観賞用・薬用として栽培されるキク科の多年草(ハーブ)で、ヨーロッパや北米などでは野生化したものが見られます。欧米では古くから偏頭痛や発熱・めまい・リウマチ性関節炎に効果があるハーブとして愛用されています。

育毛効果の発見

パルテノライドに乳がんの転移を抑える働きがあるとしたアメリカの論文をもとに、阪大医学部がマウス実験でその効果を確認。同時にリウマチの炎症を抑える効果も確認しました。そこで関節痛の人に飲ませたところ、毛の薄い頭部から産毛が生えたとの報告が相次ぎ、育毛効果があることが分かりました。

1ヶ月で100%発毛?

週刊現代の記事では大阪大学の医師が、約1ヶ月という短期間で育毛剤以上の結果が出たことを報告。使用者は少ないながらも、全員に発毛効果がみられ、中には10年以上毛の無かった部位に毛が生えた人もいたそうです。医師が発毛効果に太鼓判を押したことで、育毛サプリメントとしての人気に火がつきました。2008年2月5日の新聞記事によると、その後の実験で男性型脱毛症の患者30人に数ヶ月間飲ませたところ、約8割に頭頂部の増毛効果が見られたそうです。

なぜパルテノライドが効くのか

弱った毛母細胞を活性化させるか再生させる力がパルテノライドにはあると推測されています。しかしあくまで推測であって、どうして毛が生えるのか、そのメカニズムは解明されていません。さらには、育毛剤のように使用(服用)を止めた場合に再び薄毛になるのか、そのまま髪の毛が維持されるのかについても現在のところ不明です。いずれにしても副作用がほとんど無いハーブですので、育毛剤などを使用していても補助的に摂取できます。一度試してみる価値は十分ありそうです。

効果が出る成分量は・・・

摂取量が多すぎても効果を発揮しないようです。マウス実験では、体重1kgあたり888mgを摂取した場合はほとんど効果が無く、1/4の量(約222mg)では劇的な効果が見られました。現在のところ大阪大学では、アメリカ産ナツシロギクを原料にした0.8%のパルテノライドを含む320mgのカプセルを1回2錠、1日3回服用することを推奨しています。ただ2008年2月5日の新聞記事では今も最適な量を模索中としてしています。

記事のパルテノライド製品

発端となった週刊現代の記事に登場する製品は、大阪の企業エム・エム・ティーが、大阪大学医学部との共同開発でガン転移抑止やリウマチ発症を抑えることを目的に2006年12月に発売したサプリメント「パルテノン」と「パルテノンV」です。エム・エム・ティーのサイトでは薬事法の関係もあってと思いますが、はっきりと育毛効果を謳ってはいません(2008年2月5日の記事では、これから育毛用のサプリメントとしての販売を考えているようです)。しかし週刊誌記事の内容や掛布氏をキャラに採用するなど、巧みな仕掛けで育毛需要を狙っているようではあります。

■ニュースの流れ

・2007年
 6月16日号 週刊現代 驚異の育毛成分として紹介 製品名は記述なし
 7月 7日号 週刊現代 上の記事の続報 製品名は記述なし
 8月30日  朝日新聞 ガン転移抑止サプリメントとして紹介
 9月29日号 週刊現代 元阪神掛布氏の服用体験記事 パルテノンVの紹介

・2008年
 2月 5日  日経新聞 パルテノライドに育毛効果発見の記事

関連サイト(外部リンク、別ウィンドウ表示)

 ・株式会社エム・エム・ティー
   http://www.mmt-med.co.jp/
 ・パルテノライドの情報サイト
  (運営者不明 おそらくエム・エム・ティーか阪大関係?)
   http://www.paruteno.com/
 ・販売サイト(エム・エム・ティー)
   http://www.parutenon.com/

「パルテノン 」
  180錠(約1か月分) 18,900円
  0.8%以上の高濃度ナツシロギクエキス
「パルテノンV」
  180錠(約1か月分) 21,000円
  0.8%以上の高濃度ナツシロギクエキス

その他のパルテノライド製品

育毛剤以上の高価格でパルテノンに手が出ない人は、パルテノライドを含むフィーバーフュー製品にトライしましょう。週刊現代の記事では、類似品や粗悪品に気をつけるよう注意を促していますが、タイアップくさい記事なので、その辺は割引いて考えることも必要。ただ摂取の成分量で効果にかなりの差が出そうなので、含有量に注目して関連商品をピックアップしてみました。
まず「パルテノン」の含有量ですが、記事中にもサイトにも具体的な含有量の記載はなく、記事では0.8%のパルテノライドを含む1粒320mgのカプセルとだけ表現されています。サイトにおいては0.8%以上を含有する高濃度ナツシロギクエキスという記載だけです。カプセル自体が320mgなのか、ナツシロギクエキスが320mgなのかで含有量が変わってきますが、ナツシロギクエキスが320mgで0.8%のパルテノライドとすると、

・「パルテノン」 1カプセルの含有量(推定値)
  320mg×0.008=2.56mg

・「パルテノン」 1日の育毛所要量(推定値)
  2.56mg×6カプセル=15.36mg

フィーバーフュー製品を調べてみて分かったことですが、この計算結果のパルテノライドの含有量はかなり高い数字のような気がしますがどうでしょうか。高価格から考えるとありえそうな気もしますが・・・。

調査してみてついでに分かったことは、ハーブ製品には成分を標準化(standardize)しているものと、していないものがあること。ハーブは栽培環境によって品質のばらつきが大きいため、成分を均一化する加工を行う場合があります。これが標準化で、標準化することで目的の成分を安定して摂取できるそうです。ですので標準化製品の場合は、フィーバーフューエキスが何mgで、パルテノライドは何%かという表記がされているようでした。ただし、有効成分(と思われる成分)以外の成分が実は効いていたというようなこともあるようで、一概に標準化製品がベストとはなりません。また標準化されていないハーブと標準化されたエキスをともに含むサプリも存在します。

その他の製品を楽天で調べてみました。ほとんどが育毛向けのサプリメントではなく、フィーバーフューとして販売されているサプリメントです。育毛を目的としたサプリとして販売されているものには「パルテノライドEX」と「来夢パルテノライド」がありましたが、どちらも週刊誌の記事以降に発売された便乗商品かもしれません。含有量も公表されておらず、パルテノライドの摂取が目的の場合はお勧めできません。2008年2月末時点で、「パルテノライドEX」を扱う業者(売切れ表示含む)が44店、「来夢」を販売するのが75店と圧倒的に多い状況です。しかも広告が派手でどれも同じ内容、いかにも生えそうな表現連発で、はっきり言ってあやしい。その他の育毛成分も沢山入っていますので、その辺を評価するなら購入もありかもしれませんが。

フィーバーフュー/パルテノライド製品リスト

パルテノライド含有量の多い製品

今回の調べで分かった含有量の多い製品は、Solaray社とNature's Answer社のフィーバーフューでした。 販売店のサプリンクスの価格(2008年2月末時点)で計算すると、
Solaray社フィーバーフュー
 2.45mg×60カプセル=147mg=\2,120- 1mgあたり14.4円
Nature's Answer社フィーバーフュー
 1.75mg×90カプセル=157.5mg=\1,480- 1mgあたり9.4円

ちなみに「パルテノン」は、
 2.56mg×180カプセル=460.8mg=\18,900- 1mgあたり41円

となり、Solaray社とNature's Answer社のフィーバーフューのコストパフォーマンスの高さが際立っていました。
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