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育毛トピックニュース

■発毛 男性の頭髪の細胞を女性の腕に移植し成功 米大チーム
(ワシントン3日瀬川至朗)
男性の頭髪の根元にある毛包細胞の一部を、女性の腕に移植して 発毛させることに、英国のダラム大と米コロンビア大の共同チームが初めて成功し、4日付の 英科学誌「ネイチャー」に発表した。当初予想された免疫学的な拒絶反応は全く起きておらず、 今後、細胞移植による脱毛症治療に道を開く研究として注目される。  研究チームは、毛根を 包んで髪の毛の栄養をつかさどる頭皮内の毛包と呼ばれる組織に着目し、その基底部にある 細胞を利用した。男性の頭皮から、この毛包細胞を取り出し、免疫学的に適合しない女性の 腕に作った小さな傷の部分に移植したところ、移植3〜5週間後に、女性の腕に新しい毛包 組織が生じ始め、発毛が観察された。新しい毛は長く太い毛がランダムな方向に生え、腕に ふつう生える細い産毛とは異なっていた。  DNA分析の結果、新しく生えた毛は男性から 移植した細胞に由来していることが分かった。最低数百個の移植細胞を使えば、発毛を 促進できることも判明した。また、免疫抑制剤を使わなくても、拒絶反応が起きなかった。 研究チームは、毛包の基底部にある細胞が免疫学的な特権を持っているためではないかと 推測している。  脱毛症の治療には、本人の後頭部の毛の一部をそっくり移植する毛髪 移植などが行われているが、培養で増やした他人の毛包細胞による細胞移植が実用化すれば、 コストや手間のかからない新しい治療法になると期待される。  研究チームは「まだ生えてくる 毛の質が良くなく、実用化への道のりは遠い」としながらも、将来の治療法開発に展望を開く 研究と指摘している。
(毎日新聞 1999年11月4日朝刊)


■毛包移植 毛生える 英チームが実験に成功
(ワシントン3日=共同)
英ダーラム大などのチームは、頭髪の毛根を包んでいる毛包組織の一部を他人に移植し、 毛を生えさせることに成功した、と四日付の英科学誌ネイチャーに発表した。毛包の働きが 不十分で髪の毛が薄くなった人でも、毛包組織の移植で髪をよみがえらせることができる 可能性が出てきた。
同大のチームは、男性研究者の頭の皮膚から取った毛包の一部を、女性研究者の腕に 移植した。
その結果、毛包を提供した男性と、移植を受けた女性は免疫的な適合性がないのに、 拒絶反応も起きず毛包組織は定着。移植後三‐五週間で腕から毛が生えた、という。
生えた毛は体毛とは異なり、太くて濃い髪の毛だった。
この毛の根元にある毛包を調べたところ、移植された、男性の毛包組織と女性の細胞が 混ざり合ってできていた。
(日本経済新聞 1999年11月4日夕刊)


■髪薄い人もう安心?他人の細胞移植で長く太い毛生えた
(ロンドン4日=時事)
髪の毛の問題で悩む人に朗報か---。
4日付の英科学誌ネイチャーは、英ダーラム大学などの科学者のグループがこのほど、 頭髪の毛根を包む毛包と呼ばれる組織から摘出した細胞を他人に移植し、 毛を生えさせる実験に成功したと報じた。
グループは、男性科学者の毛包から細胞を摘出し、女性科学者の腕に移植する実験を行った。 その結果、3-5週間で周りの産毛とは明らかに異なる長くて太い毛が生えてきたという。 被験者となった男性と女性の間に遺伝的なつながりは一切ない。
こうした実験はネズミなどでは成功していたが、人間では初めてという。 将来は抜け毛に悩む夫へ、妻から髪の毛をプレゼント、ということが可能になるかも。
(朝日新聞 1999年11月4日夕刊)


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