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■「のむ発毛剤」臨床試験へ」 万有製薬 米社開発の男性用
 (日本経済新聞)

万有製薬は来年にも、経口錠剤タイプの発毛剤「プロペシア」の国内臨床試験を開始する。 「プロペシア」は米医薬大手のメルクが開発、世界で年間八千万ドル(約84億円)以上の 売上があるヒット商品となっている男性用の発毛剤。万有製薬では早ければ2003年にも 承認を取得し、公的医療保険の対象ではなく患者が薬剤費を自己負担する「生活改善薬」 として発売する考え。年間百億円以上の販売を見込む。
プロペシアは、メルクが「世界で初めての、のむ発毛剤」として98年に米国で発売した。 現在世界三十カ国以上で発売されている。男性ホルモンに作用し、もともとは男性の 前立腺肥大治療薬として研究していたが、開発中に発毛作用が見つかった。
万有製薬はメルクの子会社。万有製薬では現在、プロペシアと同じ成分を使った薬を 前立腺肥大治療薬として承認申請しており、来年に前立腺肥大の薬の承認がおりれば、 「プロペシア」の臨床試験を開始する考え。日本での臨床試験は、基礎データがそろっているため、 後半段階の第三相臨床試験(フェーズ3)から実施できる見通し。
プロペシアは毛根細胞が生きている場合に効果を発揮するとされ、すべての人に毛が生える わけではない。一部の人には精力減退などの副作用がある。また、服用するのは男性のみで、 妊娠中の女性がのんだ場合には先天異常の子供が生まれる危険性がある。
今年六月、大正製薬が頭に振りかけるタイプの発毛剤「リアップ」を大衆薬として発売、これまでに 四百万本以上を販売した。

(日本経済新聞 1999年10月27日朝刊)


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